今年、初めてフリーランスAdvent Calendarなるものに参加させていただきました。
この記事は21日目担当です。
参加されている方々の記事を拝見しながら勉強させていただくと同時に、果たして自分の記事に需要があるのかは些か不安も残りますが、つらつらと書き連ねようと思います。
勢いでつけてしまいましたが、タイトルが乱暴でごめんなさい。

1.「コミュニケーション能力が欠けている」って?

20代前半の頃に査定の面談で毎回言われた言葉です。 自分の意見は発言する方で意志の発信能力は人並みに備わっているのですが、
①自分から打ち解けようとしない
②ひとり行動して人を誘わない
③口数は少ないくせに文章は書く
④休みの日に社内の人と遊ばない
⑤飲み会に参加しない
などの理由からそう指摘されたと解釈しています。主観です。

2.フリーランスになったきっかけ

いわゆる「ブラックな会社」を辞めたい辞めたいと悩んでいる時期にいくつかお仕事のご相談を受け、そのタイミングでフリーランスに転身しました。
仕事内容や給与に不満はなく、わたし自身の待遇はよく考えてくれていたのですが、何人かの男性社員に対し社長が威圧的で、毎日見えるところでイビリを繰り返されるのが間接的にわたしに対するストレスになっていたという理由から退職に至りました。

業務については非常にためになるものでした。当時はソシャゲがガラケーからスマホに移行し初めの頃で、最適化の対応ができる人が社内に誰もいなかったため、プログラマさんと連携しながらひとりで格闘していました。そのお陰でHTML5やCSS3に対してはだいぶ免疫ができたと思っています。
自分のサイトの作りが適当じゃねーかと思われそうですが、自分のことになると面倒で後回しにすることってありますよね(言い訳)
その一連を見て、前職livedoor時代からお世話になっていたエンジニアさんが声をかけて下さり、色々あって今でもDiverseさんには業務委託としてお世話になっています。

3.フリーランスになってからの仕事内容

アニメーション作家と名乗っているため映像がメインと思われがちですが、現在はデザインとイラストの仕事が中心です。
フリーランスなりたての頃は環境演出映像の仕事を多く請けていたのですが、制作時間に見合わない報酬がネックで、他の仕事に支障をきたすためメインではなくなりました。
今年は福祉・介護・医療に関わるデザインのお仕事も始まりました。以前から恋愛・結婚に関する婚活SNSやWEBメディアのデザインのお仕事にも関わらせて頂いているため、最近は社会学的・科学的な観点から「人」を見る機会が増えています。
どのお仕事も、ただ仕様に合わせてデザインを反映させるのではなく、どんな層が使うのか、何を求めてここに辿り着いているのか、どんな気持ちで見ているのか…といった人の動き、人の一生に対する意識を深めることに面白さを感じるようになりました。

4.なぜフリーランスを続けているのか

自分の意志で続けているというより、お仕事を途切れることなく回して下さる方々との縁に恵まれているから続け「られる」のだと思っています。
取引先の中には全く面識ない方もいらっしゃいます。「それって大丈夫?」とよく聞かれますが、友人の紹介で請けてもう2年のお付き合いになるので、多分大丈夫です。

5.仕事以外の時間に何をしているか

社会人大学院生で、今年M2なので、ほぼ修了研究に没頭していました。研究に付随する制作・企画もあったため、初めてTOKYO DESIGN WEEKに一人で出展し、イベント「動く展」を主催するなど作家活動としても大きな転機を迎えた一年でした。現在進行形で研究活動報告書を絶賛執筆中です。
蛇足ですが、TOKYO DESIGN WEEKに出展した作品の詳細はこちらの記事に掲載しています(大した詳細でもない)

6.自分なりのコミュニケーションを見つけて育てる

フリーランスといえば、お金や時間など自己管理が出来る人でなければ厳しい、と良く聞きます。それはわたしも痛いほど実感しています。
ただ、「人付き合いの上手い人でなければやっていけない」かと聞かれれば、決してそうではないと思っています。
「上手い」といっても人との付き合い方は多様で、何が正しいか間違っているかは、結局のところただの相性の問題が大きいです。「コミュニケーション能力に欠ける」と言われたわたしでも、数こなすライン作業のような仕事だけではなく「人と人の出会いや交流に関わる仕事」を面白いと感じ、何らかの形で携わることができています。それは、環境学や社会学と言った観点から見るようになったことで、自然と姿勢に変化がもたらされたからだと思います。 
更に言えば、環境学や社会学の観点から見られるようになったきっかけは、院のゼミという新しい環境に身を置いたことが大きかったと認識しています。
興味の持てる分野に入り込み、そこで出会った人たちとの交流に重きを置いてみたら、自分に後ろ向きな負荷を要求する人や環境は周りから自然と減っていきました。それだけが理由ではないとは思いますが、自分の周囲に残っている人や環境を大切にしようという気持ちは強まりました。
なるべくストレスの掛からない環境下で心のゆとりが生まれると、仕事もしやすいです。

色々な環境に身を置きやすいのはフリーランスのメリットでもあるかと。

7.4年目を迎えて思うこと

26歳から始まったフリーランス生活はいつのまにか丸3年経過していました。 
4年目は、関わっているお仕事それぞれを無関係なものにしないために、個々のお仕事の中で学んだものを自分のノウハウとして培い、携え、発揮し、貢献することを目標としたいです。
ずっと同じ目標は持っているのですが、あまり表に出さないために肥やしが溜まり過ぎている感があります。
そろそろ「学ぶ」「教わる」一辺倒ではなく、誰かに「教える」「伝える」立場を意識せねばなーと思うようになりました。

8.質問の回答

アドベントカレンダーに予め用意されていた、いくつかの質問に答えさせていただきます。

・机やイスにこだわりありますか?

机は広く使いたいため、自宅では昔からロフトベッドを愛用しています。
sim
画像引用:NISSEN
同じものではありませんが、こんなイメージです。
イスはそろそろ穴が空いてみっともないので、次買う時はもう少しこだわりたいです。

・これがないと!というお気に入りツール・環境はありますか?

Googleドライブ
出向先のオフィスと自宅の行き来でデータを共有するためお世話になっています
Material UI Colors _ Color Palette for Material Design
色設定の目安として直感的で使いやすいです
液晶ペンタブCintiq22HD
自宅で使っていますがかなり効率アップしました。特にアニメ—ション制作。
吸水水彩筆
毛先が割れたり、水が出づらくなった時が替え時なヤツです。
黒ぶちレンズなしダテメガネ
邪魔な前髪を押さえてくれるので愛用しています。
着る毛布
引きこもりに最適のアイテムです

・5年前、5年後のじぶんはどう思いますか?

5年前は学部の4回生でした。卒業制作に、恋に、奔走していた頃が思い出されます。あの時行きたかった研究室には行けませんでしたが、卒業してから3年間、悩んだ甲斐はあったと思います。
5年後には子育てしながら働いていたいです。

・「フリーランスになりたい」と相談されることありますか?また答えは?

「なりたいから」という理由で相談されたことはないです。
フリーランスになっても支障ない収入が約束されていれば、挑戦してもいいのでは、と思います。

・フリーランスやめたくなることありますか?

女性としての将来について考えている時に、これまでの仕事の縁を手放さなければいけないのかな、と悩んだことがあります。

・気分転換やストレス解消にしていることありますか?

・お絵描き
・睡眠
・パズルゲームで遊ぶ
・コーヒーを飲む
・アイスを食べる
・料理する
・飼い猫と遊ぶ
自宅作業の際は主に寝ます!

9.おわりに

やたら長くなってしまいました。為になるような内容にもなっておらず申し訳ないです。ほぼ自己紹介のエントリーでした!
他の方々のエントリーを拝読して、自分もっとちゃんとしたいなと思いました。
でも書けて楽しかったです。参加させていただきありがとうございました!!!